草木染 (桜染液による)
桜染液による草木染
草木染を趣味にしている人から桜染液というものをいただいた。草木染ということを聞いた時から何を染色したらよいのか材料選びも面倒くさく、難しそうだという思いが先走っていた。しかし染液をいただいたのであるから、染液を無駄にしてはいけないと、のど元に詰まった宿題のように思い返す日々であった。宿題は嫌でもやり遂げるまで、宿題は残ってしまう。そこで、時間は作るものと思い立って染色を試みた。(約4時間)
(材料&時間)
染色に使ったものは手元の白い物。綿のTシャツ、ハンカチ、おしぼりタオル、冷感の布。
焼きミョウバン 2Lの微温湯に5g
桜染め液2L
桜染め液 90℃に約20分つけ染め 媒染剤としてミョウバン液に20分漬け置き
染色したもの(仕上がりは上々)
ハンカチ おしぼりタオル 冷感の布
染色を趣味にする方は、絹のスカーフなどを染めているということだったが、絹の白いスカーフなど一般の量販店では見当たらず、とりあえず手元の白い物を染色してみたが、とても力強い色に染まり満足である。
以下のような染色方法で行った。いただいた桜染液の威力はすごい。素晴らしいものをいただいたのだと改めて感謝である。
(桜染液の作り方)
1 桜の小枝(花の咲く前)を細かく切る。枝1kgに水10L、沸騰したら20分に出す。 ⇒1番液はすてる。再度水10L加えて煮だす⇒冷やす
2 5日間水を足しながらに出す⇒冷やす 重曹20gを加えて煮だす⇒冷やす
3 10目に枝を除き紙でこす。ペットボトルに移す。=A液
4 再度水10Lと重曹20gを加えて20分に出す。=B液 A+B=20L
(染色方法)
・染める布はよく洗っておく。染色液は水1Lに3dc(300cc)。染色液を加熱し約90℃、20分程度ゆっくり動かしながら煮染めする。⇒冷えるまで2時間程度置く。
・媒染剤(ミョウバン等)お湯で良く溶かし20分ほどつけておく。
・仕上げは流水でよく洗い、まんべんなく日に当て干す。
(・2度目染めは20分に染めする)
(媒染剤)
*ミョウバン=アルミ成分の酸性→黄色ぽいオレンジ色
*椿 灰 =アルミ成分のアルカリ性→赤みのピンク
*木酢酸鉄=鉄分を含む酸性→黒っぽくなる
$桜は日本人の心を写す和の文化の象徴。色は心を癒してくれる。
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