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4月, 2021の投稿を表示しています

草津周辺(石尊山)の植物

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 2021.4.30 草津(石尊山)の植物 久しぶりの植物探訪。草津温泉街から溶岩流のおびただしい山道、日陰には雪の残る石尊山へ登る。スミレ、シャクナゲなどの春の花が… ザゼンソウの葉が大きく伸びている。花時からやや遅れてしまった。 ザゼンソウ/さといも科 ネコノメソウ/ゆきのした科 スハマソウ/きんぽうげ科 シラネアオイ/ シロガネスミレ/すみれ科 純白の花が美しい。 白根神社参道の桜 白根神社のシャクナゲ/つつじ科 (石尊山のシャクナゲ群落はまだ蕾が固かった。) ミツバツツジ/つつじ科 カタクリの花/ゆり科 石尊山頂上 木立の後方は白根山・元白根山(後方に微かに白く見える山) リョウブ/りょうぶ科 の木肌 ネズコの葉の模様 (クロベ/ひのき科) 浴衣地の模様のように美しい。 竜のような根 溶岩流の上に根を張った木 サクラの開花まであと少し。 ツボスミレ? 葉に光沢があるのだがタチツボスミレ?ミヤマスミレ?

雪の回廊(志賀・草津道路)

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 2021.4.30 雪の回廊(志賀・草津道路) 4月23日志賀草津道路の冬季閉鎖解除の報を受けて、渋峠の雪の回廊を見に行った。今年の積雪は?と、気象状況を思い出しながら、例年のような雪の回廊が見られるか心配しつつ現地へ向かった。心配するに及ばず確かな雪の回廊がそこにはあった。 白根山湯釜を眺望 斜面の崩れを防ぐためだろうか、階段状の雪の斜面。 湯釜の麓の5,6か所から噴煙が上がっているのだが、今日は穏やか。        雪の回廊に到着 雪の下から顔を出したフキの頭 雪の回廊 ライダーは乗ってきたバイクの写真を雪の回廊に立てて撮っていた。 雪の層に微かなラインが、青と黄色と…

『首里の馬』を読む

 2021.4.19 『首里の馬』を読む 『首里の馬』を読む  高山羽根子 新潮社( 2020.7.25 ) わが身を重ね合わせて読んだ。寂しい物語である。引っ込み思案で人との交わりが得意でない未名子。ひっそりと真面目に暮らしているのであるがいつか孤立をしてしまうことに気づく。なぜだろうと思ってきたが、内面が伝わらないために周囲から不気味な人と思われているからだろう。そういう人生の生きづらさが表現されていて、情報の在り方・戦争・孤独など、心惹かれた重いテーマが語られている。 ・情報の在り方・取り扱いについて (差別偏見に晒されながら心ある人に守られて細々と情報が残されていく。) ・人は戦争から逃れられないのか  ・心の有り様・生き方・孤独ということについて 以下に心をひかれた箇所を抜粋した。   p 91 ~p 92 未名子は、資料館で今とよく似た、思いあたることがいくつかあったことを思い出す。子供のころの警察官だけじゃなかった。ひとりの市民として、完全に健全な形ではなかったかもしれないけれども生きて、働くようになってからはひとまず一定額の税金を納め買い物をし、人を傷つけず、社会の中でひときわ迷惑をかけているつもりはなかった、なのに。  未名子や順さんのような人間が、世の中のどこかになにかの知識をためたり、それらを整理しているということを、多くの人はどういうわけかひどく気味悪く思うらしいということに気づいたのは、あるときいきなりじゃなく、徐々にだった。  未名子は社会のほかの人たちに対して、とりたててなんの文句もいうことなく、ただ黙って資料の整理を続けていただけだ。いや、もし未名子がなにか世の中のことについて文句をいっていたり、多少の迷惑をかけていたとしたって、それとは別に集めてきた知識がなんの非難にあたるというんだろう。人がなにかを集めること、自分の知らないところでためこまれた知識を警戒することは、ひょっとしたら本能なのかもしれない。無理やり聞きだすわけでもなく、ただ聞いて調べ記録していくことも、ある人たちにとってはとても卑怯で恐ろしいことに思えてしまうんだろうか。  順さんの資料館やカンベ主任がしつらえたスタジオは、ひょとしたら多くの住民にとって魔女のやかたみたいに考えられているのかもしれない。未名子は黙って歩きながら

4月の植物図鑑(狭山丘陵/トトロの森)

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 2021.4.17 4月の植物図鑑(狭山丘陵) トトロの森20.21.号地から早稲田のわきを通って木道のある湿地方面を散策。久しぶりの植物たちにワクワ、春の花々と再会をした。 新たにシバザクラの群落を発見。こんなに美しい花畑なの全く知らなかった。個人の畑らしいが0.5haはあるだろうか。現地に足を運んで初めて知る楽しさである。 オトコヨウゾメ/すいかずら科 落葉低木 花時は4月~6月 ヤマツツジ/つつじ科 半落葉低木 花時4月~6月 ウグイスカグラ(実)/すいかずら科 落葉低木 キイチゴ属/ばら科 クサイチゴ、ニガイチゴ セリバヒエンソウ/きんぽうげ科 帰化植物 中国 ウシコロシ/ばら科 カマツカ(鎌柄) ウスバシロチョウ? ジロボウエンゴサク/けし科 キジムシロ/ばら科  ムラサキケマン/けし科 タチツボスミレ/すみれ科 セントウソウ/せり科 小柄な花で早春に咲く。 狭山丘陵のまさに先端(崖)花大根の群落 花大根(ショッカサイ)/アブラナ科 帰化植物 ヨーロッパ原産 ツボスミレ/すみれ科 ニョイスミレとも呼ばれる。 木道の有る湿地 チゴユリ/いぬさふらん科 落葉樹の木陰に生える。 目の覚めるようなシバザクラ 奥の方はとみると、畑の周囲にもシバザクラがびっしり。実に美しい。