岩崎ささら獅子舞(所沢・山口)

 岩崎ささら獅子舞

400年前岩崎村を治めていた宇佐美長元という人が、大阪攻め(大坂冬の陣)の帰りに京都で獅子頭を買い、獅子舞の師を連れて帰り、(村の魔除け・安全のために)村の若人に教えたと伝わる。

当時岩崎村の瑞巌寺は火災により消失、再建がされたところでこの獅子舞を奉納したという。奉納は13夜であったので、それ以来瑞巌寺で13夜に奉納されてきたが、最近は10月の第二土曜日に奉納する決まりとなった。

今年(2023)は10月13日の第二土曜日に行われた。所沢市無形文化財に指定されているので、ぜひ一度見たいと思っていたので、念願かなったことであった。やはり祭は現地で見るのがいいと感激をした。

踊り手は、ささら子は小学2年生、棒使いと獅子舞は中学生、ひょっとこと修験者(先導役)は大人、他に笛方など多数が関係者だ。以前は地元の後継者・長男が踊り手であったが、継承のため現在は小学校、中学校単位でお世話になっているということであった。

伝統がこれからも引き継がれることを願う。

山口地区瑞巌寺

棒使いが演舞場を清める
修験者+ささらっこ入場
3体の獅子とひょっとこ入場
ボタンの咲く花園で雌獅子(1体)雄獅子(2体)があそぶ   
雌獅子を巡って争う雄獅子



ひょっとこ (仲裁をする)
争いは終わって3体仲良く花園の中で遊ぶ
使用したお面・ささら子の傘など
宇佐美家の墓(地頭・旗本)



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