狭山丘陵の植物(いきふれ・八国山)

2019.4.24

狭山丘陵の植物(生き物ふれあいセンターから八国山)
生き物ふれあいセンターから鳩峰神社水天宮を経て八国山まで約7キロを散策した。1週間前のもえぎ色がすっかり新緑の森に変化。ウグイス、シジュウカラ、コジュケイが鳴く森でひときわ耳を引いたのが、口笛を吹いているようなガビチョウの声。あの鳴き声がなければもっといろいろな小鳥の声が聞こえるのにと残念に思った。

マムシグサ/さといも科  鎌首をもたげたような姿。幹の色が茶色の斑模様であることも恐ろしい。雄雌異株 仏炎苞が緑色はアオマムシグサ、カントウマムシグサと呼ぶ。雄花は仏炎苞の下に小さな穴があいている。写真は雌花。
 カタクリ/ゆり科 3月の末には満開のカタクリの花もスーと伸びた茎の先にはすでに実を結んでいる。あと2週間もすると跡形もなく消えてしまう、スプリングエフェメラルである。
 カマツカ/ばら科 花も残り少ないが、白い美しい花。
材が固く、(和名)のカマツカは鎌の柄に使われていたことから。また「ウシコロシ」とも言い、牛の鼻輪を作ったためともいう。
オトコヨウゾメ/すいかずら科
白い花弁の真ん中に赤いポチンとした雌蕊がとてもかわいい。落葉低木。秋の紅葉が美しい。
 クロモジ/くすのき科 3月末には葉がまだ出ていないところに花が咲いていたが、それから3週間余りでこんなに立派な葉を広げていた。
 ツクバネウツギ/すいかずら科 樹高2m 和名は果実がプロペラ状の萼片をつけて羽根つきの「衝羽根」に似ることから。
 ウグイスカグラの実 3月末には花が咲いていたが、赤い実をつけていた。キンラン
 ヤマツツジ/つつじ科
 ギンラン/らん科 菌根への依存性が高く、移植は難しい。

 キンラン/らん科 同上


萌芽再生のための切り株。

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