ムンク展-東博の庭など

2018.11.22

東京都美術館で開催中のムンク展に行ってきました。
会場入場まで三十分待ちという盛況でした。弱い人間の私はムンクの「叫び」に共感、いつもおろおろぐずぐず生きているような気がします。
これからも性格は変わらないのでしょう。調子よく強気に出たときはしっぺ返しを恐れ、真に楽しめた時はないような気がします。
 ミュージアムショップで買った絵はがきで作品紹介
左 ムンク18歳の「自画像」 絵を学び始め自信にあふれた自画像 自画像は生涯に
80点も描いた。
右 「病める子1」 ムンク14歳の時に姉を結核で失い、死への恐れや不安を描き出す心に陰影を刻んだ。
左 「叫び」 赤く塗られた空は不穏な感情を呼び起こす。中学・高校の授業でこの絵を見てから忘れられない作品であり、心の片隅にずっと居座り続けていた通りに、やはり心に迫るものがあった。
右 「絶望」 赤く塗られた空、うごめくような不安定な大気が及ぼす不穏な感覚。ムンクの他の作品にも同様モチーフが多数描かれていた。共鳴する作品。
 ムンク展の後に東京国立博物館の庭園解放日と知り見学。
 庭園内茶室 春草廬
江戸時代河村瑞賢が建てた休憩所で、その後大阪、横浜、所沢に移築されたもの。松永安左右衛門により寄付され、所沢にあった柳瀬荘より移築(昭和34年)された。
 転合庵 小堀遠州がが建てた茶室。昭和38年に茶入れとともに寄贈、移築された。
 六窓庵 慶安年間(1648~1652)奈良の興福寺慈眼院に建てられたもの。
明治8年に博物館が購入、明治10年に移築。
 九条館 東京赤坂の九条邸にあった建築で、昭和9年九条家から寄贈され、現在の地に移築された。
 九条館の室内 床張付などに狩野派の筆「楼閣山水図」 欄間にはカリンの一枚板に「藤花菱」の透かし彫り
今回の室内解放は九条館のみでした。以前の記憶では別の茶室内も外から見学出来たような気がするのだが。

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