旧石川組製糸西洋館(入間市)、戦争遺産、将校の住居

2018.11.17

国登録有形文化財 旧石川組製糸西洋館の見学会に参加した。

西洋館は、石川組製糸の創業者石川幾太郎が建設した迎賓館的機能を持った洋風木造建築である。最盛期には全国に9工場を持ち、大正11年度の横浜への生糸出荷高では全国6位になっている。また石川幾太郎氏は市内の産業・文化の発展に大きく貢献した。

入間市駅北口から徒歩5~6分 国道16号沿いの堂々とした西洋館です。
 
 食堂天井 幾何系天井が美しい。












1F応接室 格天井と落ち着いた雰囲気の家具

 
 応接室の寄木模様の床 







2F 応接室のステンドグラス ここでは舞踏会なども開かれた絨毯ふかふかの部屋


 2Fホール
 2F 西和室 右のドアは米進駐軍に摂取された折に床の間を削られ、ドアを取り付けられた。将校の住居とされ三家族利用のために、元は床の間であったところに出入り口を増設された。


 2F縁側(廊下)


2F東和室 板の戸になっているところは進駐軍によってクローゼットに改装されたところ。元は床の間。
 2Fへの階段手摺模様

※立派で美しい建物であった。設計は東京帝国大学で西洋建築を学んだ室岡惣七が手がけ、宮大工の関根平蔵が細やかな天井装飾、床の周囲を廻る寄せ木細工や照明器具まで、部屋ごとに違った装飾が凝らされている。


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