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6月, 2018の投稿を表示しています

6月の植物図鑑

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6月も今日まで  夏越しの祭り カレンダーには大祓とある。 市内の神社でも茅の輪くぐりなどの行事を行うところがあると聞く。散歩がてら出かけてみようか。 6月の植物として今月取り上げた植物は本日掲載分を含めて105種類。今年は例年になく早い6/29(昨日)梅雨明けでした。この夏ますます暑くなりそうな勢いですが、7月もめげずに取り組んでいこうと思う。 カンアオイ/うまのすずくさ科 葉の表面は濃緑色、白い斑や白い脈があり毛がまばらに生えている。林床に生える多年草。晩秋~初冬に暗紫色で緑黄色を帯びた花を半ば地に埋めてつける。狭山丘陵で ヤブコウジ/やぶこうじ科 山地の樹陰に生える常緑樹 高さ10~20cm 葉は互生し、茎の上部に1,2層に輪生する。夏に葉えきに茎を出し、その頭に白い小花を付ける。狭山丘陵で(写真中央に白い花) ひまわり/きく科 鑑賞用に栽培される1年草 梅雨明けに早くも咲いたひまわりの花 グラジオラス/あやめ科 アフリカ・地中海沿岸が原産地 庭に植えられる多年草 高さ1m マリーゴールド/きく科 メキシコ原産 栽培される1年草 実生で生えた花、ちょっとやせ気味ですが。 ホオズキ/なす科 庭に植えられる多年草 名前の由来はカメムシのことを「ホオ」と呼び、ホオが好きな植物なので「ホオズキ」と呼ぶようになったという説あり。実がなる6月~7月は盂蘭盆会に当たり故人が彼岸から帰ってくる際の灯りとしてホオズキを飾る習慣がある。

山口観音本堂内写真

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吾庵山金乗院放光寺(通称 山口千手観音)の本堂の内を見学する機会を得ましたので、普段見学できない本堂内部の扁額や天井絵を紹介します。 このブログで以前 三上文筌を紹介しましたが、その文筌の絵があることでも有名ですが、いつか拝見したいと思っていましたので、併せて紹介できるのも喜びです。 山口観音本堂 新田義貞公奉納の木馬  三上文筌の絵 富士巻狩図大絵馬 天保9年(1838)  本堂天井の鳴き龍 関良雪筆の鳴き龍、墨絵であるがかつての日光の鳴き龍とともに有名という。 本堂中央に立ち、拍手を打つと妙なる響きが返ってきた。すばらしい鳴き龍だ! 天井絵 ・右側 弁天様か 天井絵・左側 天女の舞か 観斎筆 煙草屋図大絵馬 文化5年(1808) 石川文松筆 六歌仙図大絵馬 文化3年(1806) 相撲図 新田義貞公指揮?  鶴の絵?

6月の植物図鑑

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スギ/スギ科  道ばたに張り出していた杉、その背後にはゴンズイの実がなっていました。雌雄同株 すぎ ブルーベリー 畑の雑草 アメリカセンダングサ/きく科 北アメリカ原産 帰化植物 一年草で本州から九州まで道ばたや荒れ地などに生える。6月 下旬の畑は雑草の伸び盛り。雑草特集のようになっております。 アメリカセンダングサ  ナワシロイチゴ/ばら科 原野に生える匍匐生の草状の木 初夏に集散花序を頂生する。かく果は数粒が集まって球形、深赤色に熟して食べられる。ジャム。 ゴボウ/きく科 畑で栽培する2年草 畑で取り残したものに花が咲いた。ユーラシア大陸原産 縄文時代の遺跡から植物遺存体として確認されている、古くからの栽培食物である。  シソ/シソ科 (アオジソ) 栽培される1年草 緑色の葉をアオジソ、紫色の葉をシソと呼んでいる。 インゲン/まめ科(つるなしインゲン) たくさんなってうれしい悲鳴! 今年は収穫が楽しみだ。

与謝野寛短歌選集 (8)(タ~ツ)

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与謝野寛短歌選集 平野万里編 (8) 与謝野寛が詠んだ植物の歌 (タ~ツ) ㋟ ①だありあ 77  ②竹 173.288.234.242.272.284.288.  ③竹煮草 141  ④たんぽぽ 64.212.248  ⑤沈丁花 288  ⑥ツガノキ(栂) 231  ⑦ツキクサ( 鴨跖草) 157  ⑧月見草 70.142.199  ⑨土筆 83  ⑩つつじ 210.216 タ 行 ①     ダアリア 女ある障子のなかの灯の如し秋ふけて咲くだありあの花 P 77 ②     タケ・竹 竹なびき雨雲ちかく 降 ( くだ ) るなどおもしろきかな武蔵野の中 P 173 ③     タケニグサ・竹煮草 にくまれて晝日中にも竹煮草立ちつつ泣けり山の石原 P 141 タケニグサ ④     タンポポ・たんぽぽ  垣ごしに桐の木立てる古き園たんぽぽの穂の白けたるかな P 64 ⑤     ヂンチョウゲ・沈丁花 夜となりて軒に香れば忍びつつ物云ふごとし 沈丁 ( ぢんちょう ) の花 P 252 ⑥     ツガノキ・栂 栂 ( つが ) の木の霧に消えゆくあたりより幌を雨打つ戦場が原 P 231 ⑦     ツキクサ・ 鴨跖草 鴨跖 ( つき ) 草 ( くさ ) を摘みて浮べししろがねの 華盤 ( はなざら ) のごと見ゆる湖 P 157 ツキクサ/「つゆくさ」右側の青い花 ⑧     ツキミソウ・月見草 舞姫と踏みし河原をおもかげに月見草さく夜となれるかな P 70 ツキミソウ/マツヨイグサ ⑨     ツクシ・土筆 小麦畑むしろの如く黄ばむ日に 土筆 ( つくし ) 生ひ出づ上の沙山 P 83 ⑩     ツツジ・躑躅 わか楓、楊貴妃ざくら、松の花、つつじ、 一八 ( いちはつ ) 、鎌倉の山 P 210

与謝野寛短歌選集 「植物」7(シ~ソ)

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与謝野寛短歌選集 平野万里編  与謝野寛が植物を詠んだ歌 7 (シ~ソ) ⑪棕櫚 66.88  ⑫沙羅 135.136.281.  ⑬白樺 60.157.212.199.231.  ⑭水仙 177.272.278  ⑮杉 295.154.160.197.234.239.256.280  ⑯ススキ(薄・薄) 53.171.181  ⑰鈴蘭 186  ⑱セキショウ(石菖) 49 ⑲セキチク 70  ⑳せり 85  ㉑栴檀  256 ①     シュロ・棕櫚 棕櫚の葉の軒に鳴るとき眠りたる駱駝の近く立つかとぞ思ふ P 88 ②     シャラ・沙羅 山かげにはかなき沙羅の花手に拾ふとき涙ながれぬ P 135 沙羅の花 ③     シラカバ・白樺 ふる山の秋のしづくに髪そぼち倚りて我泣くしら樺の木に P 60 ④     スイセン・水仙 水仙の束君が手に成るを見て城が嶋よりまた船に乗る P 177 ⑤     スギ・杉 杉のうへ關田峠にのぼる日のますぐに照す山の軒かな P 154 ⑥     ススキ・芒・薄・尾花 乗鞍は芒に隠れから松の枯れたるなかに諏訪のあらはる P 171 ⑦     スズラン・鈴蘭 千山の荒き岩間のすずらんとリラを合せてつくる花束 P 186 ⑧     セキショウ・石菖 井のもとの水引き草も 石菖 ( せきしゃう ) もよろこぶ如く白き露おく P 49 ニワゼキショウの花 ⑨     セキチク・石竹 ここちよき蘆のみどりと石竹の紅をまじえて笛の風吹く P 70 セキチクの花 ⑩     セリ・芹 芹の芽をうすき氷の閉ぢたるに帯のうつれる小き舞姫 P 85 ㉑センダン・栴檀     前の木のせんだんの實を食む鳥が我が硝子戸に蹴りこぼす雪 P 252

府中市郷土の森博物館(2)

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府中市郷土の森博物館の庭 その2  川崎平右衛門像 川崎氏が開発に携わった恩顧に幕府から賜ったというサンシュユの木が背後に、実がなっていました。  牧野植物図鑑に「古く薬用植物として渡来した物である」と記載されているのでそのために下賜されたのであろうか。  たまたま新宿御苑に行く機会があり、そこで働いていた人に柳沢吉保に3本のサンシュユの木を賜ることの意味を聞いたところ、江戸時代は空前の園芸ブーム。中国からの輸入品であり、花も春一番に黄金色に咲くので、珍しい園芸植物として喜ばれたのでは無いか、ということでした。  江戸時代は園芸ブームだったり、茶器を大切にしたり、本当に平和だったのだなあ、とうらやましく思いました。 サンシュユ 旧田中家茶室 庭 珍しい竹の節 布袋竹 (頑固そうだ。) 旧府中尋常高等小学校/詩人村野四郎記念館 豪商 旧田中家 まいまいず井戸 県木園/あすなろの木 博物館エントランス

府中市郷土の森博物館(1)

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府中市郷土の森博物館に到着、入場料300円払い入場 博物館の庭にもたくさんの花が咲き乱れていてそのすばらしさに感嘆しました。ここもそぞろ歩き……  カンゾウの花、合歓の花、あじさいの小道、ハギの小道、等々 カンゾウ わすれぐさ ゆうすげ(きすげ) のかんぞう かわいいお客さん 園長先生? かばんを守って待つ人 ねむの花 あじさいの小道 ぬすびとはぎ アステリスク/キク科