みどり豊かなトルコ 世界遺産パムッカレ
みどり豊かなトルコ 世界遺産パムッカレ
ブルサ→パムッカレ(425km)
トルコは広い。日本の面積の2倍。人口は1/2という。真っ直ぐに伸びた高速道路は快適だが、移動距離が長いのがもったい。郊外に出ると羊や牛の姿は見えても人の姿はほとんど見えない。その割に果樹園がみどりの葉を繁らせている。現地ガイドのシナンさんが退屈しないように気を配って「綾小路公麿」ばりの冗談を飛ばす。シナンさんは22年前文部省の留学生として「東京外語大学」に留学していた時、綾小路きみまろにひかれて、音源を入手、何度も聞いたという、語り口に冗談が身についている。
今でも印象に残っているのは、「これからお爺さんの博物館を通ります」というのだ。何かと思って覗くと、現地の男性が道路沿いの喫茶店で「チャイ」を飲みながら一日を過ごすのだ。どこの町に行ってもこのようにどこにも行く当てのない人がそこに座るのだそうだ(税金が高くてどこにも行けない人たち)。日本ではお爺さんはどこに行っているのだろう。町の図書館で一日新聞を読んで居る人が目に付くが、違いが面白い。
トルコの物価は高いか安いか。日本人は安いと思っている人が多いが、シナンさんは高いという。トルコはシリア国境に難民を200万人をうけいれている。その支援のため消費税が高い。トルコのガソリン代は1L210円・ガソリン税98%(日本では170円位)、自動車税128%(トヨタや日産・本田などの自動車メーカーやヨーロッパの自動車メーカーが工場を置いて生産しているが自動車税128%で高すぎて新車は買えない。例えばトヨタのカローラ日本では300万円、ヨーロッパでは150万円、トルコでは600万円する)日用品は消費税20%。
消費税20%と聞いて、日本なら生活できないと反対する人が多いだろう。トルコはじめヨーロッパの国々は難民を受け入れて、支援のため消費税をねん出しているのだ。頭が下がる。
・世界遺産 パムッカレ(タムク=綿 カレ=城) 綿のように白い城 地を掘ると大理石の山。そこに温泉の湯が流れて大地を白く覆っている。世界屈指の奇景
◎石灰棚 石灰棚から流れ出す温泉をホテルに入れているため石灰棚の湯量が減って、政府が計画的に湯量を調整しているが、石灰棚が黒ずんできている。35℃前後の温泉 5~6mの枠20cm位の深さの棚 100個以上 スパ、ハレム、温泉プール
◎ヒエラポリス(ギリシャ時代BC2~AC12の神殿・円形劇場・ローマ門)
山の上に見えるのは風力発電装置
小麦畑か きれいに広がる畑いよいよパムッカレ ギリシャ時代の遺跡
ローマ門
左へ進み石灰棚へ
石灰棚 一面の白い世界
流れ落ちる温泉の湯
裸足で石灰岩の上を歩いたが、痛くてお湯の流れている所はぬめぬめとして滑りやすい。
まことに奇岩地帯だ
右へ上ってギリシャ時代の神殿・円形劇場の遺跡へ
円形劇場 7000人収容の劇場 かなりな急勾配の客席 このころの市民は約7000人劇場奥の中央辺り
劇場上からのヒエラポリス、右上白い部分が石灰棚
劇場・神殿跡
大理石を切り出した跡
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