サイハイランが咲いた

2021.5.15

サイハイランが咲いた(絶滅危惧Ⅱ類)

2年ほど前に、笹の葉のような1つ葉のサイハイランという植物を知り、ラン科植物なら美しい花を見せてくれるだろうと ぜひ見たいと思った。昨年はコロナ禍のために緊急事態宣言発令中ということもあり、見に行った時にはすでに咲き終わって、呆けた感じの「采配状」のものしか見られなかったので、今年こそはと1人期待して足を3回ほど運んだ。

4月下旬のサイハイラン 茎が伸びて蕾が穂先についていた。


5月8日(土)夕方撮影 もうすぐ開きそう!

5月14日(金)見事に咲いていた。この間何度も見に行きたいという気持ちはあったが、行くこともできず、はらはらとしていたのだが、開花を見られて本当に良かった。嬉しい。



サイハイラン/らん科 多年草
葉はふつう1葉つく。葉の基部は鞘状になって茎を抱く。花茎は直立、高さ30-50cm 花期は5-6月。淡紫褐色の花を10-20花下向きにつける。山地の林床に自生するが、全国的に減少傾向にあり、埼玉・千葉では絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
長期栽培や移植が難しい植物として知られる。サイハイランが生育に必要な養分を光合成以外に菌類からも得て生育する部分的菌類従属栄養植物であるためと考えられる。
そういえば近くにギンリョウソウ(菌類従属栄養植物)も咲いていた。


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