高畑勲展(東京国立近代美術館)

2019.10.6

高畑勲展(東京国立近代美術館)
高畑勲展 高畑が生涯をかけて残したアニメに対する情熱と功績を展望することができた。高畑が東京大学仏文化を卒業して東映動画に入社したのは1958年。私が小学生の低学年であったので、高畑の初期のテレビアニメーションを見て育った世代でもある。またジブリのアニメ映画はまさに子育て中に、子供と共に同時代的に鑑賞してきたアニメ世代である。
高畑の目指す全貌が見える展覧会で大変興味深くも懐かしくもあった。





展示内容は 第1章 出発点 アニメーション映画への情熱
・安寿と厨子王丸・わんぱく王子の大蛇退治・ぼくらのかぐや姫・狼少年ケン・太陽の王子ホルスの大冒険 
第2章 日常生活の喜び アニメーションの新たな表現領域を開拓
・パンダコパンダ・アルプスの少女ハイジ・赤毛のアン・母を訪ねて三千里
第3章 日本文化への眼差し 過去と現在の対話
・セロ弾きのゴーシュ・じゃリン子チエ・柳川堀割物語・火垂るの墓・おもひでぽろぽろ・平成狸合戦ぽんぽこ
第4章 スケッチの躍動
・ホーホケキョとなりの山田くん・かぐや姫の物語

 アルプスの少女ハイジ おじいさんの小屋(室内)
 アルムの山小屋とハイジ
 ジオラマ アルムの山
 常設展示では日本画家の有名作品がすらり並んでいて驚いた。写真撮影可の作品数点を収めたが心躍る思いであった。もっとゆっくりと観賞したかったが、5時閉館ということであわただしく退出した。

北京秋天・梅原龍三郎

ラガループ海水浴場・ピカソ

東山魁夷作品

穹(きゅう)・杉山寧

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