10月の植物図鑑(狭山丘陵)

2019.10.14

10月の植物図鑑
台風一過の昨日、金木犀の香りがあたりに充満していた。台風が香りを運んでくれたのではないかと錯覚するほど、どこに行っても強い香りがして、仲秋を感じさせてくれる。
今日は満月(栗名月)である。月が見えるとよいのだが、曇りか雨模様。

久しぶりに狭山丘陵を訪ねた。時折小雨が降るので手近かに数枚の写真を撮り、早々に引き上げてきた。狭山湖周遊道路のフェンスの中は鍵が掛かって入れない。噂では「テロ対策のために施錠している」のだそうだ。危険回避のためいろいろ対策がなされているらしい。

キンモクセイ/もくせい科
満開の金木犀。金木犀を多く見かけるが、銀木犀が本種で、金木犀は変種である。
 スダジイ/ぶな科 
食べられるどんぐりの実。台風一過、木下にたくさん落ちていた。
 ハナミズキ/みずき科
(別名)アメリカヤマボウシ
 狭山丘陵・大谷戸湿地 あぜ道のシダ
シケシダ/いわでんだ科 本州~九州湿ったろころに生える。(湿気羊歯=しけしだ)

 中央に馬追虫が止まっているのだが、緑のシダ植物に紛れています。
ウマオイムシ/きりぎりす科
 メタセコイヤ/ひのき科
大きな木で、小鳥がヤドリギとしてたくさん枝枝を飛び回り、にぎやかな声も聞こえていた。(和名)アケボノスギ メタセコイヤは化石植物として知られ、日本各地の新生代第三紀層に見られる。狭山丘陵でも1970年代にメタセコイヤの実の化石が見つかっている。(およそ80万年以前に隆起した古い地層であることがわかる)
・写真のメタセコイアは中国で発見後に移植された木と思われる。
 展望広場のエノキ
エノキ/にれ科
オオムラサキ、ゴマダラチョウ、テングチョウなど多くの昆虫の餌、食樹。
ガマズミ/すいかずら科
古事記に由来する木、イザナミがイザナギに黄泉の国から追われたとき、近くに生えていた赤い実を取って投げつけて逃げのびた、その実を「カミツカミ(神掴み)」といい、それがなまって「ガマズミ」になったという。
 クサギ/しそ科
枝葉に悪臭があるために「臭木」と呼ばれる。実は草木染の染料として利用される。

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