9月の植物図鑑(秋の実)

2018.9.16

秋になって果実が目立つようになりました。採取するように写真を撮っています。

ムクロジ/むくろじ科
黒い種は、正月の遊び「はねつきの球」に利用されてきたので、誰も見たことがあり懐かしい感じのする種です。果皮にサポニンを含み泡立てることができる。古来より石鹸として利用され、髪の長い平安時代の貴族の女性のシャンプーとして利用されてきたという。
先日この実を利用してシャボン玉液を作り、子供たちと遊びました。

センダン/せんだん科
むくろじの実とよく似た実を付ける。

(古名) 楝(あふち) 万葉集 大伴家持の歌に
珠に貫く楝(あふち)を宅に植ゑたらばやまほととぎす離れず来むかも

アオギリ/あおい科(あおぎり科)
花より実の方が華やかな実。舟形に割れて実を3~5粒付けて落下する。

中国では伝説上の霊鳥「鳳凰}が止まる木とされる。白居易「長恨歌」では「秋雨梧桐落葉時」と歌われた。

トチノキ/むくろじ科
セイヨウトチノキはフランス語名「マロニエ」、その実は「マロングラッセ」に利用されたという。あくが強いために現在は栗が利用されている。

サンゴジュ/れんぷくそう科
赤く美しい実は「宝石サンゴ」に例えて名付けられた。

桃太郎はこんな美しいサンゴをたくさん鬼ヶ島から運んできたのだろう。

ヒメミカンソウ/とうだいぐさ科
小さな黄緑色の実、やさしい感じの草です。

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