与謝野寛短歌選集 4 植物
与謝野寛短歌選集 平野万里編 4
与謝野寛が「植物」を詠んだ歌(カ行の後半~キ)
⑪カラマツ(落葉松)152.171.199 ⑫カンゾウ(萱草)42⑬カンナ79 ⑭ガンピ(雁皮)281 ⑮ガンライコウ(雁来紅)104 ⑯桔梗124.183 ⑰キク(白菊・菊)36.76.78.79.86.144.168.245.239.254.288 ⑱黍62.126 ⑲ぎぼし140 ⑳桐 33
与謝野寛が「植物」を詠んだ歌(カ行の後半~キ)
⑪カラマツ(落葉松)152.171.199 ⑫カンゾウ(萱草)42⑬カンナ79 ⑭ガンピ(雁皮)281 ⑮ガンライコウ(雁来紅)104 ⑯桔梗124.183 ⑰キク(白菊・菊)36.76.78.79.86.144.168.245.239.254.288 ⑱黍62.126 ⑲ぎぼし140 ⑳桐 33
①
カラマツ・落葉松
乗鞍は芒に隠れから松の枯れたるなかに諏訪のあらはる P171
②
カンゾウ・萱草
わがなみだ野分の中にひるがへる萱草の葉のしづくの如し P42
③
カンナ
一しきり窓の硝子を焼きこがしカンナの花に日の暮れてゆく P77
④
ガンピ。雁皮
手にするは山の雁皮の花なれど我れなほ感ず人間の熱 P281
⑤
ガンライコウ・雁来紅
池ありて雁来紅の立つ園に夕日が満たす金色の秋 P104
⑥
キキヨウ・桔梗
⑦
キク・菊
琴のあたりしら菊ひと枝生けて見れば侘しくもあらず我が四疊半 P36
⑧
キビ・黍
雁を聴く雁の羽音も近く聴く河邊の畑に黍を守れば P62
⑨
ギボシ・擬宝珠
みずうみに落つる谷ぞと見えつるはぎぼしの花のむらがれる岸 P140
⑩
キャベツ・きゃべつ
山の土つやつやとして黒く濡れきゃべつの花の霜柱立つ P180
㉑キリ・桐
桐の葉の一つ散り浮く山の井に月影汲む朝ぼらけかな P33
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