与謝野寛短歌選集 植物3(カ)
与謝野寛短歌選集3 平野万里編 砂子屋書房
与謝野寛の詠んだ植物に関する短歌 カ行の一部(数字はページを表す。)
㋕ ①カアネエション292 ②カウジ(柑子)249 ③楓238.239 ④かきつばた69 ⑤カキ200 ⑥桂213 ⑦カバノキ(樺)82.212 ⑧蕪78 ⑨カヤクサ(萱草・茅)40.133.153.271.272.241.295. ⑩カヤ(榧)238
①
カアネエシヨン
忘れざる心の奥の巴里をばカアネエシヨンのそそる赤さよ P292
②
カウジ・柑子
大きなる柑子を掛けて的に代へ心に念ず「太陽を射る」 P249
③
カエデ・楓
山の雨にはかに打てば高きより青葉を落すわか楓かな P125
④
カキツバタ・かきつばた
紫と白と浅葱とやはらかき皐月の線にかきつばた咲くP69
⑤
カキ・柿
みづうみの小島の岩にしだれたる短き幹の柿もみぢかな P200
⑥
カツラ・桂
渓の路人を濡らしぬえぞ松のしづく桂の赤芽のしづく P213
⑦
カバノキ・樺
樺の木に朝日の射せる停車場掛樋を落つる秋の水おと P82
⑧
カブラ・蕪
石臼のもとに藁もてしばりたる蕪の光る薄月夜かな P78
⑨
カヤクサ・萱草・茅草
川隈の高萱なびき三つ二つ見えて兒等ゆくくれなゐの帽 P54
⑩
カヤ・榧
椋鳥の食みこぼしたる榧の實が鞍馬の山に我が肩を打つ P238
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