京都 城南宮(曲水の宴)

 京都 城南宮(曲水の宴)

いよいよ城南宮へ。3月3日上巳の日の行事であった、中国蘭亭での曲水の宴(「蘭亭序」)が日本に伝わり、平安絵巻さながらに行われていること、ワクワクとした気持ちで参観のために京都駅より地下鉄で10分余りの「竹田駅」に到着。

城南宮には10~15分の道ながら迷いつつ行った。近くには「近衛天皇陵」「鳥羽天皇陵」「白河天皇陵」があり、鳥羽・伏見の戦いの地であることも案内板により知る。歴史の地であることを確認しつつ目的地に向かう。

地下鉄烏丸線 竹田駅

竹田駅
城南宮へ
城南宮拝殿 お天気の様子が怪しくなる。どうか雨が降らないでほしい。雨になると屋外の行事「曲水の宴」は取りやめとなる可能性がある。

少し小雨模様となったが、行われることになり、一安心。雨よこれ以上強くならないでほしい。左端「白拍子」と管弦の演奏者
「歌人」たちの入場。


本日の「歌題」の披露
「平安の庭」の水辺に歌人たちが散り、いよいよ「曲水の宴」 ウショウと呼ばれる杯が流され、その間に歌を詠み、短冊に書きつける。水の流れは案外に早い。
周りの緑がとてもきれいだ。コケや新緑(モミジ)、楠木の花の香かむせるようにかぐわしい。お小姓が杯の巡りに注意している。また、詠み終わった短冊を集める。
お琴の演奏がずっと続き、雰囲気を盛り上げる。



集められた短冊が神官により披講される。披講は3度、はじめ一人、2回目2人、次に神官全員による群読。

境内掲示版より 花咲く庭

今回用いられた 文房四宝 硯、墨、筆、短冊

*「曲水の宴」 短時間で歌を詠むのは私には難しいだろうが、水辺で小鳥のさえずりや風を感じながらの宴、そんな仲間がいたらぜひ参加したい。こんな1日があったらさぞかし伸び伸びとして、一生忘れない至福の時間だろう。

参観できてよかった。忘れない。

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