柳瀬川回廊 (東福寺ー滝の城址ー清瀬金山調整池散策)
柳瀬川回廊(東所沢駅ー東福寺ー 滝の城址ー清瀬金山調整池ー東所沢駅)
東京都と埼玉県の県境を流れる柳瀬川の周囲は遊歩道が整備されていて、散策に便利な柳瀬川回廊と呼ばれているらしい。その一部分5kmを今回は散策した。柳瀬川の河岸段丘に沿って起伏に富み豊かな緑が保たれていて美しい景色と歴史を堪能した。
東福寺は真言宗豊山派 寺号は成田山 観音院東福寺 天平勝宝(749年) 行基により創建された古刹である。 木造阿弥陀如来像と両界曼荼羅が市指定文化財。5Mの観音像の大きさにびっくり。初心者はそれに満足して参観した。
滝の城址 戦国時代の城 (大石氏支城、北条氏照支城) 埼玉県指定の文化財 横穴墓群(古墳時代後期・7世紀)柳瀬川北岸に位置し、段丘崖上に本丸、曲輪や空堀跡がある。
清瀬金山調整池 柳瀬川右岸に東京都の飛び地があることにびっくり。河川改修により取り残された場所なのだろう。平成6年に柳瀬川の改修工事、洪水対策として整備。東西520m、南北190m。周囲1.1km、越流堰。湧水を利用した鑑賞池がある。通路は木道のようなソイルセメント。調整池がこんなに緑豊かで、蛍の養殖、稚魚の魚影も楽しめる別天地のような場所だ。東京都はお金がある。素晴らしい施設に感謝したい。所沢もこういう施設が欲しい。
写真は逆順になってしまった。柳瀬川の流れ。
フトイ(カヤツリグサ科)
ヘラオモダカ(オモダカ科)
キショウブ(アヤメ科)
アカメヤナギ(ヤナギ科)
こもれ日が美しい。さかんに柳絮が飛んでいる。何かと不審に思ってよくよく見ると、柳絮の原因はこの木から。生け花によく用いていたアカメヤナギはこの木のヤナギの芽であったと知ってまた、びっくり。早春のネコヤナギが伸びて柳絮を飛ばしていたのである。
柳瀬川崖線 林が切れているところは崖崩れ防止用の工事をしているらしい。近くで見ると、コンクリートむき出しの防護工事がされていて、なんとも興覚めである。緑を残したまま、崖崩れ防止工事はできないのだろうか。
虫こぶ。ダニの一種による虫えい。ハルニエフクロフシ。またはハフクロフシの虫えい。(滝の城址公園の中)ハナウド(セリ科)滝の城址の滝のそばに咲いていた。
滝の城址の名前の由来となったと思われる滝(枯れていた)
滝
滝の城址 第三櫓跡の大井戸跡
滝の城址本丸からの眺め 武蔵野線の線路が柳瀬川に沿って敷かれている。
滝の城址本丸
滝の城址本丸上に立てられている「城山神社」
城山神社に登る階段
霧吹きの井戸 (河越城にもこのような名の井戸があったような)敵が攻めてくると霧が吹きあがり城を隠したのだろうか。豊臣方に攻められて半日で落ちてしまったというが…。
東福寺から滝の城址に向かう途中見かけたお地蔵様
東福寺三十六童子の頂上から見た眺望
三十六童子の奥に置かれた大日如来像
三十六童子の一部
成田山東福寺 本堂
アヤメ(アヤメ科)東福寺境内はカキツバタ、シャクヤク、アヤメ、つゆ草などたくさんの花が咲いていた。
東福寺 観音堂
観音像 5m
東所沢駅
東所沢駅 壁にはアニメが描かれていて、さすがサクラタウンへの最寄り駅。
コメント
コメントを投稿