6月の植物図鑑

6月の植物図鑑
ネジハナ/らん科
花色は通常桃色で、小さな花を多数細長い茎に密着させるように付けるが、その花が花茎の周りにらせん状に並んで咲く、「ねじれた花序」が和名の由来。右巻き、左巻きの両方があり、比率は1対1である。温帯・熱帯アジア・オセアニアなどに広く分布する。江戸時代には「もぢずり」として栽培されていた。
(みちのくのしのぶもぢずりたれゆゑに乱れそめにしわれならなくに 万葉集 河原左大臣) (早苗とる手もとや昔しのぶずり 奥の細道 芭蕉)

スギナ/とくさ科
地下茎を伸ばしよく繁茂する。栄養茎をスギナ、胞子茎をツクシ(土筆)と呼び根が深いことから「地獄草」の別名を持つ。(春先からずーとスギナの草取りに追われています。地獄草というのもわかる気がします。)

ホウセンカ/つりふねそう科
東南アジア原産 鑑賞用。 果実は朔果で熟すと果皮の内外の膨圧の差によって弾性の力を蓄積し、弾けて種を遠くに飛ばす。茎は直立して葉は互生し、花は距があり2~3花ずつ左右対称に葉えきに咲かせる。(種が飛ばせそうな朔果が見つかるとわくわく、、ラッキー!)

ノウゼンカズラ/のうぜんかずら科
中国原産 平安時代には日本に渡来していた。つる性の落葉低木。7~8月にかけ橙色あるいは赤色の大きな美しい花を付け、気根を出して樹木や壁などの他の物に付着してつるをのばす。(この木が有ると世界が楽しげに見える。それだけで世界が完結しているような風情…。)

ツルレイシ/うり科
ニガウリ、ゴーヤーなどとも呼ばれる。つる性の一年生草木、成長すると4~5mになる。江戸時代1603年の「日葡辞書」に名前が見られる。独特な苦みがあるので、好き嫌いが分かれる野菜。(つい最近4,5年前だろうか、チャンプルーとして食べるようになったのは?)
トマト/なす科
南米アンデス高原原産 日本には江戸時代に鑑賞用に渡来し、明治時代に食用として再導入された。カロテン、ビタミンC、うまみ成分のグルタミン酸など栄養価の高さに定評があり、また真っ赤な色はリコピンで抗酸化作用が有る。畑にあると青臭いトマトの香りも絶品だ。
リアトリス/きく科
北米原産 日本には大正時代に渡来。高さ30~180cm。葉は線形
和名はキリンギク(麒麟菊)開花時期6~8月 花色 紫、白 

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